ゴルフのプレイスピードは人それぞれです。
また、一緒に回っている人数や天候などによっても違うでしょう。
ゴルフを始めたばかりの初心者がラウンドを回るのに時間をかけてしまいがちなことは周囲も理解しているので、温かく見守ってくれる人も多いです。
しかし、できれば早く回りたいという悩みを持つ人もいるのではないでしょうか。
この記事では、ゴルフでラウンドを早く回るコツについて詳しく紹介します。
ゴルフは1ラウンド4時間前後で回るのが目安
目安は1ラウンド4時間以内
ゴルフのラウンドを回るスピードは人によって違うものの、遅すぎれば渋滞につながるので気になる人もいるのではないでしょうか。
早く回らなければと焦ることが、逆にスロープレーにつながってしまうケースもあります。
焦り過ぎず、落ち着いてプレーすることも大事です。
「最適なラウンドを回る時間はどれくらいなのか」ですが、一般的に、ハーフを2時間ほどで回るのが目安です。つまり、「できるだけ1ラウンド4時間前後で回るのがマナーである」と考えておくのが良いといえます。
ちなみに、4時間というのはあくまでも目安であり、理想は1ラウンド3時間40分以内です。
平均的に4時間で回れるようになったら、次は4時間以内に回ることを目指してみましょう。
予約時にプレーするラウンドについて確認しよう
ゴルフは1ラウンド18ホールあるため、1日かけてプレーをするのが一般的です。
前半9ホール、休憩を挟んで後半で9ホール回ります。
しかし、1ラウンドを休憩なしで回るスループレーや9ホールのみプレーするハーフラウンドもあるので確認しておくと安心です。
休憩に関しては、4時間の内に含まれません。
一般的に、1ラウンドプレーする際の休憩は1時間ですが、ラウンドの状態で変わることもあります。
たとえば、ラウンドが渋滞していれば2時間になったり、逆に早く進んでいれば30分程度になったりするのです。
ゴルフがスロープレーになる原因
ラウンドを早く回るためには、まず原因となっているものが何かを考える必要があります。
原因がわかれば、そこを改善できるように努力すれば良いからです。
スロープレーになりがちな原因には、どんなものがあるのでしょうか。
打つ度にクラブをバッグにしまっている
カートに乗せてあるバッグに、打つ度にクラブをしまっていることも原因になりがちです。
「バッグはカートの後ろにあり、そこへわざわざ回ってバッグにしまう」という行為は、確かに長時間かかるようなことではありません。
しかし、それを18ホール続けていれば時間の積み重ねになります。
打った後、クラブを手に持ったままカートで移動すれば、1ラウンド10分前後の時間の節約につなげられるのです。
同伴者の紛失球を一緒に探さない
紛失球を探す時間は3分以内と決められています。
しかし、3分過ぎても探すのを続けていたり、同伴者が紛失球を一緒に探さなかったりしているケースもあるのです。
球も紛失するのはもったいないですが、見つからないときは諦めなければいけないときもあります。
球に関しては、自分で飛んでいく方向をきちんと見ておくのが良いですが、まだ慣れていないときは同伴者に見ておいてほしいと頼んでおくのも有効です。
前ホールにクラブの置き忘れをする
ラウンドを回っているときにするうっかりミスがあります。
それが「前ホールに使ったクラブを置き忘れてしまうこと」です。
次のホールへ移動し始めているときにクラブを取りに戻らなければならないのは、同伴者にも迷惑をかけてしまいます。
また、「グリーン周辺でカート運転者になった場合、同伴者全員のパターを運ぶ」というマナーがあります。
このマナーを守っていない場合、クラブの置き忘れにもつながるので注意しておきましょう。
ホールアウトしているのにグリーン周辺から移動しない
ホールアウト後は緊張もとけ、ホッと気が抜けてしまう人は少なくありません。
このときにうっかりしてしまうのが、グリーン周辺でクラブを拭いたり、スコアの確認をしたりという行為です。
気が抜けている状態なので周囲の様子に気づかない人もいます。
しかし、後続の組がいますので、このような行為はマナー違反です。
ホールアウト後は忘れものがないかを確認し、すぐにカートで移動するように心がけておくことが大事です。
ラウンドを早く回るためのコツ
ゴルフでラウンドを早く回るためには、すぐにでもできるコツがあります。
プレー中は早歩きする
ゴルフは歩く時間が非常に多いので、ラウンドを早く回るのであれば歩く時間をできるだけ短縮するのが有効です。
早く移動するのが良いといっても、走るのはおすすめしません。
プレーの乱れにつながりますし、同伴者などの迷惑になる場合もあるからです。
素振りやライン読みで時間をかけ過ぎない
ラウンドを早く回らなければという点に気を取られて、慎重すぎるプレーをするのは逆効果です。
素振りは1~2回までにするのがマナーになっています。
また、自分の順番が回ってきてから時間をかけてライン読みするのも避けましょう。
クラブは数本持って移動が基本
クラブの番手を間違えてカートまで戻って持ってくるというのは手間がかかるだけではなく、時間がかかります。
クラブを数本持っていけば、番手を間違えていた場合でもすぐに別のクラブを使えるので時間短縮できるのです。
使おうと思っているクラブとその前後の番手のクラブを数本持っていく癖をつけておくようにするのがおすすめです。
紛失球はできるだけ2分以内で探す
ゴルフの球は安いものから高いものまでさまざまありますが、自分のこだわりの球を使っているときは紛失させたくない気持ちも強くなりがちです。
そのような場合、つい紛失球を探すのに時間をかけてしまう人もいます。
ルールとして、紛失球を探す時間は2019年に5分から3分に短縮されました。
しかし、プレー自体に時間がかかる可能性を考えると、長くても2分程度で見つけられるようにするのがコツです。
てきぱきと行動してスムーズにラウンドを回ろう!
ゴルフでスムーズにラウンドを回るには、「基本的に早歩きする」「紛失球を探す時間をかけ過ぎない」「打つときは数本のクラブを持ち歩く」などいくつかのコツがあります。
早く回らなければと焦る気持ちが逆に時間をかける原因になる場合もあるので、プレーに慎重になり過ぎないようにすることも大切です。
たとえば、素振りやライン読みに時間をかけてもミスをするときもあります。
同伴者と連携をとりながらラウンドを回り、プレーを楽しみましょう。