ゴルフは飛ばす力だけでなく、しっかりと定位置に落とす技術も必要です。
その定位置に落とす技術が重要視されるショートコースの内容を紹介します。
3打で終われるように構成されているのがショートコース
ゴルフコースは基本的にドライバーとアイアンそしてパターを使って、4打から5打でホールアウトするスポーツです。
しかしコースの中には第1打を打つ場所からカップまでの距離が短いコースがあり、そのコースのことをショートコースといいます。
このシュートコースとは3打で入れることを目標にするコースであり、打つクラブもドライバーではなくアイアンを使ってカップに近づけることを目的にしているのです。
そのためゴルフにとって最も大事な低位置に落とす技術が必要になるため、アイアンの調子の良い選手がスコアを上げるのに最適な場所として位置付けられています。
ゴルフコースにおいてのショートコースの定義はこのようなものなのですが、この3打でカップまで近づけるというのは初めてラウンドする初心者にとっても楽しめる要素です。
そのため全国のゴルフコースでは、気軽に初心者でも楽しんでほしいという考えから3打でホールアウトするショートコース専用のラウンドを作っているところも増えています。
実際のコースと違ってスピーディーに終われるので、ショートコースの場合だと予約しなくてもラウンドすることが可能な場合が多いです。
さらにコースの多くは実際のコースを作るプロが設計しているので、ショートであっても本格的なラウンドをする感覚も味わうことができます。
ショートコースはアベレージを目指す人にお勧め
ショートコースは第3打でホールアウトするので初心者にお勧めといいましたが、実は初心者から脱却したいという人にも人気になっています。
ゴルフの業界ではプレイレベルに4段階が設定されており、スコアが120以上になってしまう人を超初心者と定義し、120から110のスコアの人が初心者となります。
そして110からの90のスコアで回れる人のことを初心者から脱却したアベレージと呼び、最後に90から80で回れる人が上級者を意味するシングルに位置づけられるのです。
110から90のスコアに到達すると各ゴルフコースのコンペに参加できるレベルなので、120から110レベルの初心者にとってはアベレージをまず目指すことになります。
初心者から脱却するためのアベレージを目指す場合は、当然ですが打数を減らしてカップまでボールを近づけなければなりません。
打数を減らすためには、ラフやバンカーに入るリスクを減らすために芝が刈り取られているフェアウェイにボールを落とすことが重要になります。
ただフェアウェイにボールを落とすことを重視すると、飛距離があるがコントロールが難しいドライバーでは初心者にとってはハードルが高くなります。
その点アイアンはドライバーほどの飛距離が出ませんが、その反面ボールをコントロールしやすいのでウェアウェイに乗せやすくスコアを伸ばしやすくなります。
そのためアイアンを使いこなすことが、初心者のスコアを脱却するのに重要ということになるのです。
ただアイアンを使いこなすにしても、やはり練習場と実際のコースでは風の影響や森林の影響に違いがあります。
実践で役に立つアイアンの使い方を習得するためには、基本を習得したのちに自然環境の影響を受けやすい実際のコースで試していくことが重要になるのです。
ショートコースはプロの設計者がコースの雰囲気を味わえるように設計しています。
そのため実際のコースと変わらない環境でアイアンを使えることから、ショートコースを何度もラウンドすることでアイアンの間隔を磨くことができます。
そうするとフェアウェイに乗せられる確率を上げることができお、スコアアップにつながるのです。
ショートコースでアイアンの技術を磨こう
ゴルフのショートコースとは、通常4打から5打でホールアウトする18ホールの中で、3打で終われるコースのことです。
定位置にボールを落とすことが重要なので、アイアンを得意にしている選手にとってはスコアを伸ばすのに有利になります。
そしてショートコースはスピーディーにホールアウトできるので初心者のための専用コースもできているほどですが、このコースを利用することによってアイアンの技術が上達すれば実際のコースでのスコアアップにつながるのです。