習うより慣れろといいますが、基本的なことを覚えるための近道はやはり慣れるより習うこと(レッスン)でしょう。
どのようなレッスンがあるのかご紹介します。
教えてくれるのはどんな人?
多くのスクールではPGAが認定したティーチングプロ(TCP)、いわゆるレッスンプロに認定された方が採用されているようです。
PGAとは、日本ゴルフ協会のことで、国内では唯一のプロゴルファー認定協会です。
ゴルフのインストラクターになるのに特別な資格は要りませんが、厳しい試験に見事合格し、しっかりとした協会に認定をされている方の指導であれば安心感が違います。
いい加減なことを教えられて時間とお金を無駄にした、なんてことにもならずに済みそうです。
まずは座学
座学は通常、実技レッスンに入る前に、ごく短時間で行われることが多いようです。
ゴルフはスポーツですので、体を使った実技だけ教えてもらえれば十分、教室で座って話を聞く授業は必要ないと考える人もいるようですが、そんなことはありません。
座学形式の授業も大切なレッスンです。
なぜ座学が必要かというと、ルール、専門用語それからマナーを知らなければ、練習場やラウンドといった実技でインストラクターから言われることが頭に入りにくくなってしまうからです。
これはゴルフに限らずどのスポーツにも言えることです。
インストラクターに言われたことを全部理解し覚えることは不可能かもしれません。
しかし、実技レッスンの前に座学で予備知識を頭に入れておくことで、実技レッスンの内容が格段に理解できるようになるでしょう。
いよいよ実践へ
基本的な知識を身につけたら、次は実技です。
練習場やコースで実際のレッスンを行います。
グリップや、スイングのフォームなど実践的な指導を受けることになります。
ゴルフのレッスンは基本的に少人数のグループレッスンですが、よりきめ細かな指導をしてもらいたいときにはプライベートレッスンという選択肢も用意されています。
プライベートレッスンとはマンツーマンの個人指導であるため料金は高くなってしまいますが、グループレッスンと違い、1人でインストラクターの指導を受けられるため、かなりの効果が期待できるといえるでしょう。
ゴルフシミュレーターで理論的な上達を
ゴルフシミュレーターとは、映像が映し出されたスクリーン向かってボールを打つ設備のことです。
むかしはよく、庭の片隅に緑色のネットを張って、その的に向かってボールを打つといった簡単な練習設備を見かけることがありましたが、その現代版のようなものです。
しかし、ゴルフシミュレーターとはただ的に向かってボールを打つだけのものではありません。
弾道を計算できる
ゴルフシミュレーターを使う最大の利点は、打球の軌道がわかることです。
打球のデータがすぐに解析され、スクリーンに軌道が映し出されます。
飛距離、ヘッドスピード、打ち出し角など、見ただけではわからない大量のデータを得ることができます。
クラブごとの飛距離がわかる
ゴルフクラブには1番から9番まで9種類があり、それぞれ飛距離が違います。
必要な距離に合わせてクラブを選択するのですが、同じ1番を使っても人によって飛距離が違います。
あらかじめ各クラブの飛距離を正確に計測しておくことによって、コースデビューしたときに素早いクラブ選択が可能になるでしょう。
弱点の把握と対策が可能
ゴルフシミュレーターは軌道の他に、スイングを撮影し解析することも可能です。
スイングの撮影はスマートフォンなどでもできますし、動画データは非常に参考になるものです。
しかし、ゴルフシミュレーターを使えばより細かいデータが得られますので、インストラクターからより正確な指導を受けられることが期待できます。
適材適所のレッスンが上達の近道
ひとくちにゴルフレッスンと言っても、座学、実技、ゴルフシミュレーターなど様々な内容があります。
早く上達して1日も早くコースデビューを果たしたい。
ゴルフを始めた人なら誰でも思うことでしょう。
自己流で頑張ってみるのもひとつの手段ですが、これらのレッスンをうまく活用して効率的にゴルフの技術を上達させることがコースデビューへの近道ではないでしょうか。