ゴルフ初心者から中級者にとって、スコアが100を切ることは大きな目標になります。
ゴルフ初心者の男性がスコア100切りを目指すためのクラブセッティングについて解説します。
良いスコアを出すにはクラブセッティングが不可欠
プロもこだわるクラブセッティング
ゴルフで良いスコアがなかなか出せない要因の一つに、ゴルフクラブのセッティングの問題があります。
通常、キャディバッグには14本までのゴルフクラブを入れて持ち歩くことができますが、自分の得意・不得意やコースに応じて使用するクラブを変えることがクラブセッティングです。
大会で活躍するプロは多くのクラブを所持しており、その中から当日のコースや自分の調子に合わせて最も結果が出せそうなクラブを選んでいるのです。
道具選びから競技は始まっているのですね。
クラブセッティングがスコアに関係する理由
「バイタルエリア」を生かすためのクラブセッティング
クラブの種類を選ぶだけならそれほどスコアに影響しないようにも思えます。
なぜ、良いスコアを出すためにクラブセッティングが必要なのでしょうか。
サッカー用語で「バイタルエリア」(得点につながるプレーが発生しやすい区域)という言葉があります。
ゴルフにおいてもバイタルエリアのようにスコアを伸ばしやすい区域が存在し、この区域におけるクラブの使用がスコアに直結するからです。
得点に直結する区域はどこか
個人差はありますが、スコア100 切りを目指すくらいのレベルの男性にとって最終的なスコアに差がつきやすい区域はピンから120ヤード~130ヤード程度の区域です。
最初のティーショットでは誰でもそれなりの飛距離を出してくるので、さほど差はつきません。
ピンから120ヤード前後の距離のときに、確実に距離を縮められるかどうかが鍵を握るのです。
これを逆算して、番手の低いアイアンなどフルショットで120ヤード程度の距離が出るクラブを多めに入れておけば、微妙な調整が効くようになります。
ミスを減らすためのセッティング
多くクラブを入れるほうがいいとは限らない
クラブセッティングには、用意するクラブを制限しておくことで無駄なミスを防ぐ意味もあります。
初心者の方が陥りがちなのは、「いざとなったときのために」と思って14本の上限までクラブを用意し、実際に打つときにどれを使えばいいか迷ってしまう、というパターンです。
良いスコアが出ていないうちはクラブの微妙な違いを生かせていない段階ですから、細かい差にこだわっていても心理的に迷ってしまうだけでショットの精度は上がらないのです。
それよりも、自分が自信を持って打てるクラブを用意し、慣れたクラブで高精度のショットを狙ったほうが結果的に良いスコアも出ます。
不要なクラブは抜こう
多くのクラブを入れていても使いこなせなければ意味がありません。
それよりも、選び抜いた最低限のクラブでどのようにコースマネジメントをするか考えるのが上達への近道です。
極論を言えば、ドライバーとパターに加えて中距離のクラブが何本かあればコースを回ることはできます。
クラブを多く入れすぎてしまう人は、自分が本当に信頼するクラブを選ぶようにしてみましょう。
プロのセッティングも参考に
公開されているクラブセッティングを見てみよう
プロゴルファーのクラブセッティングは、公式サイトの選手情報欄に公開されています。
実際に大会などの映像を見ながらクラブセッティングの情報をチェックしてみると、「この選手はこういう狙いでこのクラブを入れているのか」「クラブセッティングの段階からこんな試合展開を予想しているんだ」など新しい発見があると思います。
選手のプレースタイルによってクラブの選び方にも個性が出ていてなかなか面白いはずです。
ぜひ一度、自分が試合に出ている気持ちになって参考にしてみてください。
クラブセッティングもゴルフの醍醐味
使う道具によって成績に大きく差が出てくるのがゴルフというスポーツの面白さです。
クラブセッティングはスコアの向上にとって重要なのはもちろん、自分のプレーに合った道具を吟味するという意味でゴルフの醍醐味でもあります。
次のコースでは、無駄のない選び抜かれたクラブセッティングで最高のスコアを狙ってみましょう!