接待でゴルフコースを回る経験をしたことがある人は、多いのではないでしょうか。
接待という名が付くと、あくまで仕事の一環であるため相手に不快な思いをさせなように配慮する必要があります。
接待する側とされる側の関係性によっても異なる点はありますが、今回は接待ゴルフの際に気を付けるべきマナーについて考えてみます。
接待ゴルフに臨む前に必要な心構えとは
会社員として、接待ゴルフに参加することが決まったらまず忘れてはいけないのが、自分は会社の一員としてゴルフに参加しているということです。
これは、ゴルフに限ったことではありませんが、自分の勤める会社の代表として参加しているという認識を持つようにしましょう。
自分の振る舞いひとつで会社の評判が悪くなってしまうかもしれないということを、常に心に留めておいてください。
上司の代理で参加するような場合には尚更です。上司が有能であればそれだけ部下にも成果が求められます。
また、仕事の一環である接待ゴルフであっても、ゴルフを楽しむ気持ちは忘れないようにしましょう。
会社の代表として、接待する相手への対応は非常に重要ですが、その日のゴルフを心から楽しむ気持ちがないと、相手には伝わってしまいます。
接待相手への配慮をしつつも、一つ一つのプレーを純粋に楽しむ姿を見せることが大事です。
そうした姿は相手にも伝わり、また一緒に仕事がしたいという気持ちにもつながるでしょう。
自分のゴルフを楽しむことは大事ですが、集中し過ぎてまわりが見えなくなるなどということがないように注意してください。
接待ゴルフで失敗しないマナーとは
接待ゴルフで失敗しないためのマナーについて、具体的に見ていきます。
ティーショットするプレイヤーの視界には入ってはいけない
ティーショットを打つ時に、打つ方向には立ってはいけないと誰しも考えているものですが、気づかずに後ろに立っている人は意外と多いです。
ティーショットを打とうと構えた時や、バックスイングの際に誰かが視界に入ると邪魔だと感じてしまうものです。
接待相手が不快な気分にならずに済むように、打つ人の視界に入らないことを常に心に留めておいてください。
人に向かって素振りをしないこと
ゴルフ初心者であると特にありがちなことですが、自分の腕前にも不安があるためショットの前に素振りを繰り返す人がいます。
プライベートの時はいいかもしれませんが、接待ゴルフの場合は相手に迷惑をかけないことが大前提ですので、自分のショットに集中し過ぎるのは避けましょう。
スロープレーは避け相手のプレーをなるべく褒める
スロープレーで、接待相手をイライラさせてしまっては元も子もありません。
ロストボールを探さない、さっさと打つ、カートまでは常に小走りするなど、相手の時間を必要以上に奪わないための努力をしましょう。
また、接待ゴルフは取引先との距離を一気に縮めるチャンスです。
相手のプレーを賞賛することで、よい関係を築くことにつながります。
相手のベストショットは見逃すことなく「ナイスボール」の声かけを忘れないようにしてください。
事前の段取りを怠らない
接待ゴルフにおいては、プレー中のマナーも大事ですが、事前の準備を入念に行うことが求められます。
前日までの準備で、当日の成果が変わると言っても過言ではありません。
必要な準備はいくつかありますが、まずは当日の天気をしっかりとチェックしておきましょう。
あまりにも天気が悪い場合は、日を改めるなどの配慮が必要な場合もあります。
また、ゴルフ場までのアクセスを頭に入れておきます。
利用するゴルフ場のウェブサイトなどがあれば、コースの確認をしておくとより安心です。
当日に万全の体調で臨めるように、前日から体調を整えておきましょう。
事前の準備という点では、ゴルフ好きの相手にも楽しんでもらうために、ある程度の腕前を身に付けておくことも必要です。
ゴルフの腕に自信がない人は、最低限足手まといにならないくらいには、レベルアップしておきましょう。
接待に臨む際には、見栄を張ったりせずに上司などには正直に自分の腕前などを告げておいた方がスムーズに進むことが多いです。
ゴルフは経験が大事だと言われていますので、練習に通うなどして経験値を高めておきましょう。
接待ゴルフにおいて必要なマナー
接待ゴルフを成功させるためには、頭に入れてほいた方がよいマナーがいくつかあります。
当日プレー中のマナーだけでなく、事前に天気や相手について細かなリサーチをしておくことも大事です。
接待ゴルフでは、接待する相手に楽しんでもらうことが大事ですが、接待する側もその日のゴルフを純粋に楽しむ気持ちを持つ必要があります。