プロゴルファーの活躍をテレビで見る機会は多いです。
プロゴルファーになるためにはどのような手順を踏めばいいのか見ていきましょう。
プロゴルファーは大きく分けると2種類
プロゴルファーには実は大きく分けて2つの種類があります。
そしてプロゴルファーと認められるためには両方とも日本プロゴルフ協会が定めるプロテストを受け、合格する必要があります。
1つめのプロゴルファーの資格が「トーナメントプロ」と呼ばれているものです。
一般の人がプロゴルファーと聞くとこちらをイメージする人が多いのではないでしょうか。
トーナメントプロは大会に参加して競技をし、上位に食い込んで賞金をもらうことが主な仕事になっています。
とはいえ、この資格を持っていればトーナメントに必ず出ることができるというわけではありません。
ゴルフのトーナメントを運営しているのは日本プロゴルフ協会とは別の団体で、その団体から招待されたゴルファーのみです。
しかしプロゴルファーの肩書を持つことでレッスンの際に集客ができたりするというメリットがあります。
もう1つのプロゴルファー資格が「ティーチングプロ」と呼ばれている資格です。
ティーチングという名称が指す通り、ティーチングプロは競技に参加するのではなく、ゴルフの技術に関する指導をし、そのレッスン料によって生計を立てています。
実はこのティーチングプロはゴルフの技術を教えるのに必ずしも必要な資格ではありません。
先に解説したようにトーナメントプロでもレッスンを開催して技術を教えていたりしますし、もっと言えばティーチングプロの資格もトーナメントプロの資格も持っていない素人がレッスンをすることも可能なのです。
しかしレッスンで生計を立てていくにあたっては「ティーチングプロ」という協会から認められた資格を持っているほうが集客効果は圧倒的に高いのは間違いありません。
プロゴルファーになるためのプロテスト
プロゴルファーになるためのテストの流れについて、男性がトーナメントプロの資格を取得する手順をもとに解説していきます。
まずプロテストを受ける際には学歴は問われませんが、年齢はプロテストを申し込んだ年度中に16歳以上になっていることが条件となっています。
プロテストに申請したらまずプレ予選を受けることとなります。
このプレ予選を通過しなければ実際にプロテストを受けることができません。
プレ予選通過者及び1次プロテスト推薦に該当する資格や成績を記録している人たちは次の1次プロテストを受けることになります。
1次テストに合格したら、2次プロテスト推薦に該当する資格を持っている人たちとともに次は2次テストを受けます。
2次テストに合格してもプロゴルファーになれるわけではありません。
2次テスト合格後は各ゴルフの選手権で優勝した経験のある人たちとともに最終テストを受けることとなります。
この最終テストに合格してはじめてトーナメントプロとしての資格を取得できるというわけです。
毎年多くの人がプロテストを受験していますが、その合格率は数パーセントというとても狭き門です。
プロテストを受けずにプロゴルファーになるには
プロゴルファーになるためには厳しいプロテストに合格する必要があるわけですが、必ずテストを受けなければいけないというわけではありません。
実はプロテストを受けなくてもプロゴルファーになる方法が1つだけあります。
ゴルフをしているのはプロの人だけではありません。
アマチュアとしてゴルフを楽しんでいる人もたくさんいます。
趣味としてゴルフを楽しんでいる人も居ればあまりにのめりこみ過ぎて本格的にゴルフの技術を磨いているアマチュアのゴルファーも多数存在します。
そしてプロが競技をしているトーナメントの中にはアマチュアのゴルファーも参加できる「プロアマトーナメント」というものも存在し、中にはアマチュアのゴルファーながら優勝争いに食い込むような人も出てきたりします。
そして賞金が出るほどの好成績を収めた際に賞金を受け取ることを宣言すればその時点で金銭的利益のために競技をおこなったとみなされるのでアマチュアの資格を喪失し、プロテストを免除されてプロゴルファーとして認められることになります。
現実にはアマチュアからプロテストを受けてプロゴルファーになる方法が一般的で、プロテストを免除されるのは特例中の特例であるため、この手順を踏んでプロゴルファーになった人というのはプロゴルファー全体から見れば極めて少数です。
プロゴルファーになるにはプロテストを受ける人が圧倒的に多い
プロゴルファーになるためにはプロテストを必ず受けなければいけないというわけではなく、アマチュアでもプロ並みの成績を収めれば試験を免除されプロになることができます。
しかしそれは特例中の特例であり、ほとんどのプロゴルファーがプロテストに合格してプロゴルファーとなっています。
そのプロテストも合格率が数パーセントとというとても狭き門です。