ゴルフのラウンドをする前、練習は必要なのでしょうか。
実際には、軽く練習して体を温めることが必要です。
ただし、練習をし過ぎると、体に負担がかかるので、適度にした方がいいでしょう。
これから、ラウンド前にやった方がいい練習とやらない方がいい練習・ストレッチ方法などをご紹介します。
ラウンドの当日はどのような練習をするのか?
ゴルフのラウンド前に行う当日練習は、体をほぐして慣らすためにも必要です。
ただし、当日練習をしすぎると、筋肉や関節に負担がかかってしまい、ラウンド中に怪我をする可能性があります。
よって、当日練習は1カゴ25球以内におさめるといいでしょう。
また、当日にグリーン内でパッティング練習をすると、グリーンのコンディションを確認できます。
コンディションによって対策を考える場合は、当日練習で把握することも重要です。
直前に練習する場合は、上り10ヤードの真っ直ぐなラインが向いています。
曲がり方や球の速さなど、90度ずつ角度をずらしながら確認するのが効果的です。
当日練習では全てのクラブを持っていく必要はありません。
ウッドやアイアン・パターなど、頻繁に使うものを持っていきましょう。
当日練習では、「アイアン」「ウェッジでのアプローチ3パターン」「さまざまなクラブでフルスイング」など、あらかじめ練習配分を決めておきます。
例えば、最初に7番アイアンを使ってハーフスイングし、真っ直ぐに飛べるかを確認するのです。
次に、ウェッジでのアプローチを3パターン練習し、距離感などを確認します。
さまざまなクラブでフルスイングする練習では、打つタイミングや体の動きを確認するだけで十分です。
全力でフルスイングすると体が疲れてしまうので、イメージを掴む程度にした方がいいでしょう。
当日の練習でやった方がいいこと・やめた方がいいこと
当日練習でやった方がいい練習は、全身の大きな筋肉を動かす練習です。
体の中で大きな筋肉とは背中や太もも・お尻の筋肉で、これらをゆっくりと動かすことで、全身に血が巡り体を温めてくれます。
当日練習は技術が上達するために行うわけではありません。
イメージトレーニングや血の巡りを良くするために行います。
よって、フルスイングの練習をする場合にも、通常よりもスローテンポにして、体をほぐすことを目的に練習するといいのです。
また、短いクラブから打ち始めることを意識します。7番アイアンやウェッジなどの短いクラブだと、全身でほぐれていない部位などを把握しやすいです。
当日練習でやめた方がいいのは、長い時間行うバンカー練習です。
バンカーの練習は、スイングがカット軌道になりやすく、長時間やるとスイング軌道が変わってしまいます。
直後のラウンドに向けて、バンカー練習後はスイング軌道を戻せるようにしましょう。
パッティング練習も、腰や足に力が入り、ほぐれた体がぎこちなくなってしまいます。
よって、パッティング練習は15分以内にすることが必要です。
さらに、傾斜部で練習をしていると体の軸がずれてしまい、ラウンドでぎこちないアプローチになるので、避けた方がいいでしょう。
ラウンド前はストレッチもしておこう!
ラウンド前にストレッチをすると、全身の筋肉や関節をほぐせます。
よって、当日練習では最初にストレッチをすることが大切です。
特に、ゴルフでは手足と腰・背中などを重点的にストレッチするといいでしょう。
手のストレッチ
手のストレッチでは、手首と指の関節をしっかりとほぐします。
まずは肘を前に伸ばし、手首を反らしましょう。
反対の手で手のひらを痛くない程度に押します。
腕全体を使って手首を上下にブラブラと振ると、腕の筋肉と関節を柔らかくすることが可能です。
指はグーパーを繰り返すと、一度に指のストレッチができます。
足のストレッチ
足のストレッチでは、大きい筋肉である太ももを意識します。
座った状態で足を開き、太ももの筋肉を伸ばしましょう。
立位で屈伸や前屈をすると、足の伸び縮みによって、筋肉や関節をほぐせます。
つま先を地面につけながら足首を回すストレッチも重要です。
ゴルフで打つ時は、全身の体重が足首に集中する時があるため、しっかりと足首をほぐしておくといいでしょう。
また、アキレス腱を意識して、ふくらはぎの筋肉を伸ばすストレッチも大切です。
腰のストレッチ
ゴルフでスイングする時、腰をひねる動きがあります。
ストレッチをしないでフルスイングすると、腰周辺の筋肉が攣る可能性もあるので、注意が必要です。
腰のストレッチでは、足を肩幅に開き、上半身を左右に回します。
ストレッチで十分にほぐし、体を慣らすことが大切!
ゴルフのラウンド前は、ストレッチや少ない球数の練習をしておきます。
まずはストレッチで全身をほぐし、十分に体を温めるといいでしょう。
手首や足首・腰などゴルフで重要になる箇所は、念入りにストレッチをすると怪我の予防にもなります。
また、当日練習は25球ぐらいにしておき、練習しすぎないようにしましょう。
これを参考に、ラウンド前の当日練習について理解してみてください。