・海外男子のメジャー大会って何大会あるんだろう?
・あまりメジャー大会について詳しく知らにかも。
- 海外ゴルフ男子のメジャー大会ってそもそもどんな大会なのかを解説
- 海外ゴルフ男子の4つのメジャー大会を解説!
- 歴代メジャー大会優勝者ランキングTOP3
今回は海外ゴルフ男子のメジャー大会を事細かく解説していきたいと思います。
そもそもメジャー大会とは何か
現在の海外男子ゴルフメジャー大会は、アメリカで開催されるマスターズ・トーナメント、PGAゴルフ選手権(全米プロゴルフ選手権)、全米オープンゴルフ選手権とイギリスのスコットランド地方で開催されるジ・オープン・チャンピオンシップ(全英オープンゴルフ選手権)の4大会です。
現在の大会になるまでは全米と全英アマチュアゴルフ選手権、全米と全英オープンゴルフ選手権の4大会でしたが、マスターズ・トーナメントと全米プロゴルフ選手権の創設で現在の形になりました。
4大会が創設されて世界で最も権威がある大会をメジャー大会と呼びますが、特にメジャー大会という定義はありません。
本記事は、海外男子メジャーゴルフ大会の概要と大会の歴代優勝者TOP3について解説致します。
海外男子ゴルフメジャー大会の概要
マスターズ・トーナメント
マスターズ・トーナメントは1934年に創設された大会で、開催地はアメリカのジョージア州の州都アトランタの東に位置するオーガスタのオーガスタ・ナショナルゴルフクラブです。開催時期は4月で最終日は第2日曜日に設定されています。
出場選手は世界各地の賞金ランキングやメジャー大会の優勝者などから資格を満たす選手が招待される「ゴルフの祭典」と呼ばれます。
優勝賞金は他の大会のように決められてなく、入場者収入などによって決められ、優勝者には大会開催中に着用が許される「グリーンジャケット」が贈呈されて、オーガスタ・ナショナルゴルフクラブの名誉会員と当大会への生涯出場権が与えられます。
- 生涯優勝者
- 過去5年間の全米オープンゴルフ選手権の優勝者
- 過去5年間の全英オープンゴルフ選手権の優勝者
- 過去5年間の全米プロゴルフ選手権の優勝者
- 過去3年間のプレーヤーズ選手権の優勝者
- オリンピックの翌年の大会はオリンピックの優勝者
- 前年の全米アマチュアゴルフ選手権の優勝者と2位
- 前年の全英アマチュアゴルフ選手権の優勝者と2位
- 前年のアジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権の優勝者
- 当年のラテンアメリカアマチュアゴルフ選手権の優勝者
- 前年の全米ミッド・アマの優勝者
- 前年のマスターズ・トーナメント12位以内の者
- 前年の全米オープンゴルフ選手権4位以内の者
- 前年の全英オープンゴルフ選手権4位以内の者
- 前年の全米プロゴルフ選手権4位以内
- 前年のマスターズ・トーナメント翌週から本大会前週までのPGAツアーの優勝者
- 前年のザ・ツアーチャンピオンシップの出場者
- 前年最終週の公式世界ランキング50位以内の者
- 同年の公式世界ランキング50位以内の者
その他、特別推薦枠があります。
全米オープンゴルフ選手権
全米オープンゴルフ選手権は全米ゴルフ協会が主催する大会で、1895年に創設されて開催時期は毎年6月の第3日曜日が最終日の設定になります。コースは毎年異なるエリアで開催されます。賞金総額はUS$1,250万で優勝賞金はUS$225万です。
この大会は世界各地で予選会が行われ、アマチュアが出場する場合はハンディキャップが1.4以下と決められて、予選を通過したアマチュアがランキング上位のプロゴルファーに挑む姿が見る醍醐味があります。
全米オープンゴルフ選手権の開催コースは5年前から決められて、大会に合わせてコース整備が行われます。この大会は狭いフェアウェイと深いラフにして優勝スコアをイーブンパーに設定しています。
マスターズ・トーナメントやPGA選手権のようにバーディー合戦にならず、世界のトップ選手の技が見られる大会でもあります。
- 過去10年間の全英オープンゴルフ選手権の優勝者
- 前年の全米アマチュアゴルフ選手権の優勝者と2位、前年の全米ミッド・アマ、全米ジュニアアマの優勝者
- 前年の全英チュアゴルフ選手権アマの優勝者
- 前年の世界アマチュアランキングトップの者
- 当年を含む過去5年間のマスターズ・トーナメント、全米プロゴルフ選手権、全英オープンゴルフ選手権の優勝者
- 過去3年間のザ・プレイヤーズ・チャンピオンシップの優勝者
- その年の欧州ツアーのBMWPGA選手権の優勝者
- 前年のオリンピックのゴルフ個人競技の金メダリスト
- 前年の全米シニアオープン選手権の優勝者
- 前年の全米オープンゴルフ選手権の上位10名
- 前年の最終のツアーチャンピオンシップ出場者
- 本大会3週間前のワールドゴルフランキング60位まで
- 本大会開催週のワールドゴルフランキング60位まで
- USGAの特別推薦者
全米プロゴルフ選手権
全米プロゴルフ選手権は、全米プロゴルフ協会(PGA)が主催する大会で1916年に創設されました。アメリカ合衆国内でエリアを変えて開催され、開催時期は2017年までは8月で、2018年は7月10日、2019年からは5月になりました。
競技方法は1916年から1957年まではマッチプレーで行われ、1958年から現在まではストロークプレーで行われています。
海外男子ゴルフメジャー大会の中で、本大会のみ出場資格はプロゴルファーに限られています。2021年の賞金総額はUS$1,200万で、優勝賞金はUS$216万です。
- 過去の全米プロゴルフ選手権の優勝者
- 過去5回のマスターズ・トーナメント、全米オープンゴルフ選手権、全英オープンゴルフ選手権の優勝者
- 当年の全米シニアゴルフ選手権の優勝者
- 前年の全米プロゴルフ選手権上位15位
- 当年のPGAクラブプロ選手権の上位20位以内
- 当年の賞金獲得ランキング上位70名
- ライダーカップまたはプレジデントカップのメンバー
- 前年の全米プロゴルフ選手権以降のPGAツアーの優勝者
- PGAオブ・アメリカの推薦する者
- 上記の出場資格で出場者が満たない場合は、ランキング70位以下の者を人数に達するまで繰り上げ出場とする
全英オープンゴルフ選手権
海外男子ゴルフメジャー大会の中で最も歴史があるのが、全英オープンルフ選手権で「ジ・オープン・チャンピオンシップ」と呼ばれます。
この大会の創設は1860年で主催はイギリスのゴルフ競技団体のロイヤル・アンド・エンシェント・ゴルフ・クラブ」で、開催時期は毎年7月です。
この大会に名称が含まれていないのは、創設当時には他に大会が存在しなかったことを示すもので、それだけ大会の歴史の長さを表しています。
開催コースは毎年持ち回りで、スコットランド地方の海岸沿いのリンクスに限られます。
現在、全英オープンゴルフ選手権の開催コースは、セント・アンドルーズ・リンクス(オールドコース)やロイヤルトルーンゴルフクラブ(オールドコース)など8コースになります。
賞金総額はUS$1,150万で優勝賞金はUS$207万です。
- 全英オープンゴルフ選手権最終日の時点で満60歳以下の歴代優勝者
- 過去の10年間の全英オープンゴルフ選手権の優勝者
- 前年の全英オープンゴルフ選手権10位までの者
- 当年の5月第4週時点の世界ランキング上位50位までの者
- 前々年のレース・トゥ・ドバイ上位30位までの者
- 前年のレース・トゥ・ドバイ上位10位までの者
- 過去3年間のBMWPGA選手権の優勝者
- 当年のBMWインターナショナルオープンゴルフ選手権が終了時点のレース・トゥ・ドバイ20位以内から上位5名
- 過去5年の全米オープンゴルフ選手権の優勝者
- 過去5年のマスターズ・トーナメントの優勝者
- 過去5年の全米プロゴルフ選手権の優勝者
- 過去3年の間のザ・プレーヤーズ選手権の優勝者
- 前々年のフェデックスカップランキング上位30位
- 前年のフェデックスカップランキング上位10位
- 当年のトラベラーズ選手権終了時点のフェデックスカップランキング20位以内から上位5名
- 前々年のVISAアルゼンチンオープン優勝者
- 前々年のプレジデントカップ出場者
- 前々年、前年のアジアンツアー賞金ランキング1位の者
- 前々年、前年のオーストラリアツアー賞金ランキング1位の者
- 前々年、前年のサンシャインツアー賞金ランキング1位の者
- 前々年、前年の日本オープン優勝者
- 前年、当年のアジアパシフィック・ダイヤモンドカップ優勝者
- 前々年、前年の日本ツアー賞金ランキング上位2名
- 当年のミズノオープン上位2名
- 前々年、前年の全英シニアオープン優勝者
- 前年、当年の全米アマチュアゴルフ選手権の優勝者
- 前年、当年の全英アマチュアゴルフ選手権の優勝者
- 前年、当年の欧州アマチュアゴルフ選手権の優勝者
- 前々年、前年のマークコマックメダルの受賞者
- 前々年、前年のアジアアマチュアゴルフ選手権の優勝者
- 前年、当年のラテンアメリカアマチュアゴルフ選手権の優勝者
- 当年のカスカダゴルフチェレンジ(欧州下部ツアー)の最上位者
- 当年のアイルランドオープンゴルフ選手権の上位3名
- 当年のル・ヴォードルイユゴルフチャレンジ(欧州下部ツアー)の最上位者
- 当年のスコットランドオープン選手権の上位3名
- 当年のジョンディアクラシック5の最上位者
- 各地区のオープンクオリファイリングシリーズの上位者
- 最終予選会通過者
海外男子ゴルフメジャー大会優勝者ランキングTOP3
海外男子のゴルフメジャー大会は最も歴史のある全英オープンゴルフ選手権で160年、マスターズ・トーナメントでも85年程の歴史のある大会ばかりです。
歴代の優勝者ランキングの上位者はゴルフファンなら誰でも知る有名プレーヤーが名を連ねています。その中でも上位TOP3はどのようなプレーヤーなのでしょうか。
歴代優勝ランキング第3位 ウォルター・ヘーゲン
ウォルター・ヘーゲンは1892年アメリカ合衆国ニューヨーク州出身で1915年から1930年に活躍したプロゴルファーです。
メジャー優勝回数は11回で、全米プロゴルフ選手権5回、全米オープンゴルフ選手権2回、全英オープンゴルフ選手権4回ですが、当時はマスターズ・トーナメントがまだ開催されてなかったため仮に開催されていれば優勝回数はさらに増えていたのではないでしょうか。
歴代優勝ランキング第2位 タイガー・ウッズ
タイガー・ウッズは1975年アメリカ合衆国のカリフォルニア州サイプレスの出身で、これまでのゴルフキャリアは「史上最高の選手」と称されるプレーヤーです。
メジャー優勝回数は15回でマスターズ・トーナメント5回、全米オープンゴルフ選手権3回、全英オープンゴルフ選手権3回、全米プロゴルフ選手権4回です。
メジャー大会の優勝回数も群を抜いていますが主戦場のPGAツアーでは優勝回数が82回と歴代1位タイ記録を持っています。
歴代優勝ランキング第1位 ジャック・ニクラウス
ジャック・ニクラウスは1940年アメリカ合衆国のオハイオ州コロンバス出身で1960年から1990年にかけて活躍しました。
メジャー優勝回数は歴代1位の18回で、マスターズ・トーナメント6回、全米オープンゴルフ選手権4回、全英オープンゴルフ選手権3回、全米プロゴルフ選手権5回です。
PGAツアーの優勝回数は73回で歴代3位はアメリカにゴルフブームを巻き起こした一人と称されます。
海外男子ゴルフメジャー大会のまとめ
海外男子ゴルフメジャー大会と歴代優勝者TOP 3について解説しましたがいかがでしたか。
4大メジャー大会はどれも歴史があり、コース設定を厳しくする大会やハイスコアが出る大会、厳しい自然環境の大会などさまざまです。
ゴルファーの技術やクラブの進化とともにコースの設定も難しくなるメジャー大会は、今後どんな優勝者が出るのか楽しみな大会です。